見つからない
幻想郷は、予想以上に騒がしい日々を送っていた。
謎の来訪者に、夏の亡霊も戸惑っているかのように見えた。
そんなすべてが当たり前の夏。
辺境は紅色の幻想に包まれた。
ここは東の国の人里離れた山の中。
博麗神社は、そんな辺境にあった。
この山は元々人間の住まない場所であり、今でも多くの者が決して足を踏み入れない。
人々はそこを幻想郷と呼んでいた。
霊夢「もー、なんなのかしら。日が当たらないと晴れないじゃない」
このままでは霧は神社を越え、人里へ下りていってしまう。
...と、ある夏の日。
音もなく、不穏な妖霧が幻想郷を包み始めた。
それはまるで、幻想郷そのものが日の光を拒んでいるかのようだった。
外の世界はとても明るい。
そこにはいつも新しい匂いや、新しい出来事がある。
私の部屋とはまるで違う。
窓の外には空が広がっているのに、
なぜか私はここから動けない。
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